8月になり、adsenseパフォーマンスレポートに突然、「広告セッション」タグが現れました。
私の場合、「関連コンテンツ」の右隣、「カスタム」の左隣に「広告セッション」タグが表示されています。
この広告セッション、adsenseヘルプで検索しても、何も出てこず、google検索しても言及しているサイトは出てきませんでした。どうも新しいサービスのよう。じきにadsenseヘルプに「広告セッションでできること」のようなヘルプページが掲載されるはず。ですが、現時点でわかっていることを備忘録もかねて書いておこうと思います。
広告セッションでわかること①:セッション継続時間
セッション継続時間はanalyticsで計測している方も多いと思いますが、adsenseの広告セッションで計測できるセッション継続時間はanalyticsとは一味違います。はっきり言うと、adsenseの広告セッションで計測できるセッション継続時間の方が、より正確な分析が可能です。
analyticsのセッション継続時間はランディングページにアクセスした瞬間から計測を開始。セッション最後の内部リンクのクリックが発生するまでを計測する仕組みです。したがって、サイト内部で遷移せず、直帰となってしまった場合には、セッション継続時間は0秒と表示されるということになります。このような問題があり、直帰率が高いサイトでは、セッション時間はきちんと測定できていませんでした。
その問題を解決するのが、adsenseの広告セッション継続時間です。adsenseのセッション継続時間では、1つのセッションでadsenseが読み込まれたページを閉じるまで計測できます。つまり、直帰だろうが何だろうが、正確にセッション継続時間を測定できるということです。細かい説明は省きますが、adsenseはjavascriptで表示されているので、こんな測定が可能になっっています。
adsenseの広告セッション継続時間を見れば、直帰率とは関係なくサイトへの滞在時間を探ることができるというわけです。サイト全体の改善に役立てると良さそうです。
できること②:広告セッションRPM
1セッションで平均いくら稼げているかがわかります。
広告セッションRPMを見れば、1000セッション当たり何円報酬が得られているのか時系列で見ることができます。
従来はページビューあたりのRPMしかわかりませんでしたが、今後はセッションあたりのRPMを測定できるため、1訪問者あたりの報酬を簡単に判断できるようになります。
まとめ
広告セッションが表示されるようになり、サイト改善や、収益改善に役立つ分析ができるようになりました。少しの工夫でadsenseのクリック率が倍になったり、サイト回遊率が上がったりするので、どんどん改善して収益化していきたいですね。
以上、adsenseの広告セッションの正体。意外と使える機能だった件…についてでした。
他にもadsenseに関して新しいトピックが見つかれば順次アップしていきますね。
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