FXを始める前に必ず知っておいて欲しいリスク回避のためのTipsをまとめました。FXをすでに始めている方も、これから始める方もぜひ一度目を通してみてください。
FXでお金を没収される!?
「FXでお金を没収される」というのは言い過ぎかもしれませんが、何か急な変動が起きた時に”あまり良くない”FX業者で取引していると、思わぬ損失に見舞われることがあります。
例えば、過去にあったスイスフラン ショックの時などです。
2015年1月15日:スイス中銀が突然、対ユーロ介入をギブアップ宣言を夕方頃発表しました。その直後、スイスフランが暴騰したことにより多方面に混乱を及ぼしました。なんと一瞬のうちに20%も値飛びしたのですから、たくさん儲かった人、多大な損失に見舞われる人、阿鼻叫喚の結果となりました。
FX業者とのトラブルから泥沼裁判に発展した例も
FX業者はそれぞれ約定力に差があり、スイスフランショックの際、ロスカットが正常にでき浅い傷で助かった人もいますが、ロスカットしたくてもできずに立ち直れないほどの深手を負ってしまった方もいます。
※ ロスカットとは、損失が大きくなりすぎないように、ある程度の損失になった時点で自動的に損切りする注文のこと。
中には、一度約定していたはずのロスカット注文を後から修正し、損失を投資家に押し付けたFX業者も存在します。こうしたFX業者は、強制的に資金を引き揚げ、何を主張しても裁判で負けない限り返金に応じることはありえません。
また、逆に「資金の不足分を払え」と裁判を起こされる例も多発しました。
こうした有事の際に約定力の低い業者で取引していると後悔する結果になります。”あまり良くない”FX業者で取引すると、人生が一度の出来事で終わってしまうほど大きいデメリットを背負うことになるのです。
スイスフランショックで正常に約定できなかったとされるFX業者
GMOクリック証券
DMM.com証券
YJFX
などなど。
スイスフランショックの中でも正常にレート配信したFX業者
ショック時に、レート配信の停止や注文受付中止、スプレッドのワイド化等の誤魔化し的な対応を行った業者が多い中、1社だけその真摯な対応に称賛を浴びたFx会社があります。
SBI FXTRADEです。
むしろ、SBI FXトレードの発表によれば、スイスフランショックの際、インターバンク市場では、レートの配信を行わない銀行もある反面、配信している銀行もあり、要するに正常にレート配信が行われていたそうです。
他の業者のスイスフランショック時の対応は顧客への責任転嫁ともいえる状況だったようです。
※ もちろん、SBI FXTRADE以外にもきちんとレートの配信を行っていた業者もあるかもしれませんが、私の知る限りではということですので、念のため。
まとめ
スイスフランショックのような事態は10年や20年に一度あるかないかという程度ですが、このような事態にはFX業者の実力が試されます。
FX業者を選ぶ際には、スプレッドが広い狭いだけでなく、こうした有事の際の対応力も考慮して選ぶべきです。
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