IB証券(Interactive Brokers 証券 – LLC)など海外証券を利用する際にネックになるのが入金の難しさです。
国際送金だと
手数料が高い
ネットバンキングで完結できない
など、ちょっと面倒な部分があります。
IB証券への送金の場合、シティバンク銀行(本店)の非居住者用口座に口座番号の下7桁を入力することで送金できるという噂があったので、実際に試してみました。
IB証券への送金を試みた結果 一覧
住信SBIネット銀行
⇒不可能。以前は可能だったみたいですが、システムが変わり、非居住者用口座の場合、送金先を確認できないためはじかれます。
ジャパンネット銀行(Japan Net Bank)
⇒2017/3/31現在可能。オンラインのみで振り込める。100万円の送金で、手数料は270円。
送金時の注意点
- 送金前にIB証券に対して入金額を通知しておく(Wire入金の通知)
- 銀行名はシティバンク銀行
- 支店名は本店
- 口座種別は普通
- 銀行口座番号は下7桁
- 振込先銀行口座名義はInteractive Brokers LLC.
- 振込人名義をIB証券の名義と一致させる
- 振込人名義にIB証券のUから始まる口座番号を含める
Wire入金の通知の際、銀行名・SWIFTコードなどは「任意」となっていますが、省略しても問題ありません。入金額・入金する通貨の種類を確認しておきます。
Wire入金の通知の際、「For further benefit to (口座名義人,当社のUからはじまる口座番号)」が「U********** / Hanako Yamada」のように表示されるので、振込人名義の設定欄にそのままコピペしました。
特に、振込人名義がIB証券の名義と異なると、うまく着金できず組み戻しが発生します。しっかり確認してから送金することをオススメします。
⇒2017/04より若干、振込先情報が変更になっているようです。詳しくはこちら
送金から着金までの日数
私はジャパンネット銀行から平日の午前中に手続きを行い、100万円ほど送金しましたが、IB証券に即日着金しました。所要時間はきっちりとは分かりませんが、だいたい1時間程度だったと思います。
ただ、振込人名義にIB証券のUから始まる口座番号を含めるのを忘れると、着金までに日数が相当余分にかかるという情報もあるので、振込人名義は「U********** / Hanako Yamada」のようにIB証券の口座番号を含めた方が確実です。
IB証券への正規の振込方法
上記は裏技的な振込方法です。IB証券では、国内送金ではなく、海外送金による振込を推奨しています。
現時点では、ジャパンネット銀行から手数料270円と格安での送金が可能ですが、ずっと可能とは限りません。
海外送金を行う場合には、SMBC信託銀行と三菱UFJ銀行の2択のようです。
(どちらの銀行でも国内非居住者口座への送金という形になるため、手数料800円程度で送金できるとのことです。)
SMBC信託銀行からIB証券のシティバンク銀行口座へ振り込む場合は、インターネットバンキングでは手続きができないので、振込依頼書を窓口に持っていくか、郵送する必要があります。(IB証券のシティバンク銀行口座は、口座番号10桁のためインターネットバンキングでは入力できない)
三菱UFJ銀行は試したことがないので分かりませんが、インターネットバンキングで完結できるかもしれません。
どちらにせよ、IB証券が推奨している方法で送金した方が安心度は高いので、特別な理由がなければ、SMBC信託銀行か三菱UFJ銀行から海外送金した方が無難です。
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